記憶力の差は優劣ではない時代

人はそれぞれ持っている素質が違う。その違いにより振る舞いが変わる。
記憶力の違いでふと思った。


記憶力が優れている者
何もかもを自分の頭の中に詰め込んでいく。そして詰め込んだ情報は自分の知識として形成する。自分の身の回りにはこのタイプが多い。日本の教育は記憶力を要求するものばかりなので、おそらく国全体でもこのタイプが多いだろう。

記憶力が劣っている者
自分の頭の中に詰め込むことができない。よって、取り込む必要のある情報のみを記憶するのではなく、考えて考えてやっと自分の知識として形成する。自分がそれだ。


良し悪しの問題ではなく、それぞれの特性を認識して改善していこう。
記憶力が優れている者は、深く物事を追求することが少ない。答えを導くことができれば終わりになってしまうことがおおいのではないか。現代は他人も持っている情報を記憶しているだけでは価値としてみなさない。深く理解し人に伝えたり、新しい発想を導くレベルに達しない限り価値が出ない。記憶力を行使しながら何事にも深く深く追求するように努めよう。
記憶力が劣っている者は、焦る必要はない。記憶力が劣っていると感じている分だけ、他の能力が鍛えられているはずである。
まずは自分の悩みや考えをどんどん発散しよう。そして脳細胞の組織を発達させるかのように、人々を巻き込みながら体外の組織を発達させればよいのだ。